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- 自動車整備士は国家資格|まず押さえておきたい基礎
- 整備士資格とは?無資格との違い
- 整備士資格を取る3つのメリット
- 整備士資格の種類|3級・2級・1級の違い
- 3級自動車整備士|資格の登竜門
- 2級自動車整備士|最も多い標準資格
- 1級自動車整備士|取得率約3%の最上位
- 2026年度からの整備士の新資格体系|種別が「総合」へ統合
- 種別資格が「総合」へ統合される
- 1つの資格で幅広い車種に対応できる
- これから取得する人への影響
- 整備士になる2つのルート|専門学校と働きながら
- 専門学校に通うルート
- 働きながら取得するルート
- 整備士の受験資格と試験の流れ|実務経験・合格率
- 級ごとの受験資格と実務経験
- 学科試験・実技試験の流れ
- 各級の難易度・合格率
- 整備士資格取得の費用と期間|ルート別に比較
- 専門学校ルートの費用・期間
- 働きながらルートの費用・期間
- 自分に合うルートの選び方
- 整備士資格取得後のキャリアと給料
- 上位・関連資格で広がる仕事の幅
- 資格手当・転職による年収アップ
- 整備士資格のよくある質問
- 文系・未経験でも整備士資格は取れる?
- 独学で整備士資格は取得できる?
- 資格取得までどれくらいかかる?
- 社会人からでも整備士を目指せる?
- 資格がなくても整備の仕事はできる?
- まとめ|自分に合ったルートで整備士資格を取得しよう
「自動車整備士になりたいけれど、資格の種類や取り方がよく分からない」「専門学校に通うべきか、働きながらでも取れるのか知りたい」
こうした悩みを抱える方は少なくないでしょう。
自動車整備士は国家資格で、3級・2級・1級などの区分があり、取得ルートも大きく分かれます。
本記事では、整備士資格の種類と違い、受験資格・試験・費用、そして2027年(令和9年)から始まる新制度までを解説しました。
最後まで読めば自分に合った最短ルートが分かり、現役の自動車整備士100名への独自調査の結果も交えて、取得後のキャリアまで具体的にイメージできるようになります。
自動車整備士は国家資格|まず押さえておきたい基礎
まずは、自動車整備士という資格の位置づけと、資格があることで何が変わるのかを押さえておきましょう。
ここを理解しておくと、どの資格をどこまで取るべきかの判断がしやすくなります。
整備士資格の位置づけと取得メリットは、以下のとおりです。
- 整備士資格とは?無資格との違い
- 整備士資格を取る3つのメリット
それぞれ順番に見ていきましょう。
整備士資格とは?無資格との違い
自動車整備士は、道路運送車両法にもとづく国家資格です。
実は、資格がなくても整備に関わる仕事に就くことはできます。
ただし無資格の場合は「工員」として、洗車やオイル交換、タイヤ交換、点検補助といった基本的な作業が中心となり、任せられる業務の範囲は大きく限られるのです。
一方、エンジンやブレーキなど保安基準に関わる部位の整備(分解整備・特定整備)を事業として行うには地方運輸局長の認証が必要で、認証工場には整備主任者として一定の資格を持つ整備士を置くことが求められます。
つまり整備士資格は、仕事の幅・職場からの信頼・待遇のすべてに直結する存在だといえるでしょう。
整備士資格を取る3つのメリット
整備士資格を取得する主なメリットは、次の3つに整理できます。
- 任せられる仕事の範囲が広がる:分解整備や車検整備など、無資格では携われない作業を担当できるようになる
- 就職・転職で有利になる:多くの整備工場やディーラーが、採用条件や歓迎要件として2級以上を求めている
- 資格手当や昇給につながる:資格に応じた手当が支給される職場が多く、キャリアアップの土台になる
特に2級は採用市場で評価されやすく、整備士として本格的に働くうえで実質的なスタートラインになります。
資格は取得して終わりではなく、その後のキャリアと年収を左右する重要な要素だといえるでしょう。
まずは取得しやすい級から着実にステップアップし、働きながら上位資格を目指すのが王道です。
整備士資格の種類|3級・2級・1級の違い
自動車整備士の資格は、級によってできる仕事の範囲・難易度・保有者数が大きく異なります。
ここでは代表的な3級・2級・1級の違いを確認していきましょう。
代表的な資格区分は、以下の3つです。
- 3級自動車整備士|資格の登竜門
- 2級自動車整備士|最も多い標準資格
- 1級自動車整備士|取得率約3%の最上位
それぞれの級について、もう少し詳しく見ていきましょう。
3級自動車整備士|資格の登竜門
3級は、整備士としての第一歩となる資格です。
日常点検やオイル交換、タイヤ交換、各種カー用品の取り付けなど、基礎的な整備・点検を行えます。
ただし、保安基準に関わる部位の分解整備には対応できないため、できる仕事は限定的です。
まずは3級からスタートし、実務経験を積みながら2級を目指すのが一般的な流れとなります。
2級自動車整備士|最も多い標準資格
2級は、エンジンの分解修理を含む分解整備が行えるようになる資格で、対象となる自動車のほとんどの整備に対応できます。
保有者数がもっとも多く、整備士の「標準資格」とも言える存在です。
多くの企業が採用時に2級以上を求めるため、整備士として本格的に働くなら、まず目標にしたい資格だといえるでしょう。
ガソリンやジーゼルなど扱う車種に応じた区分がありますが、2027年からの新制度では「総合」へ統合され、1つの資格で幅広く対応できるようになります。
1級自動車整備士|取得率約3%の最上位
1級は整備士資格の最高峰で、高度な点検・故障診断に加え、後進の指導も担える知識・技術が問われます。
保有者は少なく、整備要員に占める1級整備士の割合は数%程度にすぎません。
受験ルートは2つあり、2級取得後に3年以上の実務経験を積むか、1級課程の養成施設を修了することで受験資格が得られます。
難関ではありますが、ディーラーや大手整備企業で活躍するうえで大きな強みになり、年収・キャリアの面でも有利に働きます。
故障診断や電子制御に強い人材として、サービスフロントや工場長など上位ポジションを目指す道も開けるでしょう。
2026年度からの整備士の新資格体系|種別が「総合」へ統合
これから整備士を目指す方が必ず押さえておきたいのが、2027年(令和9年)1月1日に施行される新しい資格制度です。
国土交通省が2022年に技能検定規則を改正したもので、これから学習を始める方は新制度を前提に計画を立てることが重要になります。
新制度のポイントは、以下のとおりです。
- 種別資格が「総合」へ統合される
- 1つの資格で幅広い車種に対応できる
- これから取得する人への影響
順番に確認していきましょう。
種別資格が「総合」へ統合される
これまで2級・3級は「ガソリン」「ジーゼル」「シャシ」「二輪」、1級は「大型」「小型」「二輪」と種別ごとに細かく分かれていました。
新制度では、これらが各級とも「総合」と「二輪」の2区分に整理されます。
「総合」は、ガソリン・ジーゼル・シャシに加え、電子制御装置に関する内容まで含む、より包括的な資格になるのです。
二輪は構造や必要な知識・技能が異なるため、別区分の「二輪」として整理されます。
新しい登録試験は令和9年(2027年)3月から、1級は令和10年(2028年)3月から始まる予定です。
1つの資格で幅広い車種に対応できる
統合の背景には、ハイブリッド車・電気自動車(EV)・先進安全技術の普及があります。
従来の機械的な整備に加え、電子制御システムの診断やスキャンツールの活用が当たり前になりつつあるのです。
新制度の「総合」資格では、ガソリン・ジーゼル・シャシから電子制御装置まで、四輪全般を1つの資格で幅広くカバーできます。
一方、二輪は別区分として設定されるため、二輪を専門にしたい場合は「二輪」の区分を選ぶ点に注意しましょう。
これから取得する人への影響
これから学習を始める方は、新制度に対応した最新の教材・カリキュラムで準備を進めるのが安心です。
養成講習も2026年度(令和8年度)から段階的に新課程へ移行していきます。
なお、すでに資格を持っている方の資格は原則としてそのまま有効で、移行措置が設けられています。
制度の詳細は今後も更新される可能性があるため、最新情報は国土交通省や各都道府県の自動車整備振興会の公式情報を確認しておきましょう。
整備士になる2つのルート|専門学校と働きながら
整備士資格を取得するルートは、大きく「専門学校(養成校)に通う」「整備工場で働きながら実務経験を積む」の2つに分かれます。
どちらが向いているかは、年齢や現在の状況、かけられる費用と時間によって変わります。
整備士資格を取得する主なルートは、以下の2つです。
- 専門学校に通うルート
- 働きながら取得するルート
それぞれの特徴と向き不向きを見ていきましょう。

モビリア総合研究所が現役の自動車整備士100名に実施した独自調査でも、最初の資格をどのルートで取得したかには傾向が表れました。
最も多かったのは「自動車整備専門学校に通って取得した」で43.0%(43件)でした。
これに「大学(工業系)で取得した」11.0%、「高校・職業訓練校で取得した」9.0%を加えると、養成校で学んで取得した人が約6割を占めます。
一方、「整備工場で働きながら(実務経験+技術講習)取得した」は33.0%(33件)と約3人に1人で、「独学で取得した」は4.0%にとどまりました。
学校に通うルートが多数派ですが、働きながら取得する人も一定数いることが、実際のデータからも分かります。
【調査概要】 調査名:自動車整備士の資格取得ルート・費用と取得後のキャリアに関する調査/調査主体:モビリア総合研究所(株式会社プロトリオス)/調査対象:現役の自動車整備士100名(回答者は全員が自動車整備の現職者)/有効回答数:100/調査方法:インターネット調査/調査時期:2026年6月/回答者の保有資格(最上位):1級46.0%・2級27.0%・自動車検査員14.0%・3級13.0%
専門学校に通うルート
国土交通大臣が指定する一種養成施設(専門学校・自動車大学校・高校・職業訓練校など、全国に約230施設)に通うルートです。
2年以上の課程を修了すると、修了した課程に対応する実技試験が免除され、学科試験のみで受験できます。
実務経験ゼロの未経験者でも、最短で資格取得を目指せるのが最大の強みです。
体系的に学べるため合格率も高く、就職のサポートが受けられる点もメリットといえるでしょう。
働きながら取得するルート
整備工場に就職し、実務経験を積みながら資格を取得するルートです。
学校に通わない場合、一般の高校・大学卒などは6か月以上、機械・電気・電子系の学科卒は3か月以上の実務経験を積むことで3級の受験資格が得られます。
さらに各都道府県の自動車整備振興会が運営する二種養成施設(技術講習所、全国に約53施設)で技術講習を受ければ、実技試験は免除されます。
収入を得ながら取得できる点が魅力ですが、実務経験の要件があるぶん時間はかかるでしょう。
無資格から働きながら1級まで取得する場合、実務経験だけでも3級まで6か月・2級まで通算2年半・1級まで通算5年半程度が目安で、試験や講習の時期によってさらに長くなることもあります。
整備士の受験資格と試験の流れ|実務経験・合格率
受験資格は級ごと、また学歴や養成課程の有無によって異なります。
受験資格・試験の流れ・合格率を順に整理していきましょう。
受験資格から試験・合格率までの流れは、以下のとおりです。
- 級ごとの受験資格と実務経験
- 学科試験・実技試験の流れ
- 各級の難易度・合格率
一つずつ確認していきます。
級ごとの受験資格と実務経験
おおまかな受験資格は次のとおりです(現行制度)。
| 級 | 受験資格の目安 |
|---|---|
| 3級 | ・養成施設の課程を修了すれば実務経験は不問 ・学校に通わない場合は、一般卒は6か月以上 ・機械電気電子系卒は3か月以上の実務経験で受験可能 |
| 2級 | ・3級取得後の実務経験(機械系の大学・高専卒で1年、自動車科卒などで1年4か月、それ以外は2年が目安) ・2級課程の専門学校・認定大学を修了すれば実務経験は不要 |
| 1級 | ・2級取得後に3年以上の実務経験を積む ・または1級課程の養成施設を修了する ・上記いずれかのルート |
なお、実務経験として認められるのは認証工場・指定工場などでの整備業務です。
洗車やオイル交換のみ、アルバイトでの臨時作業などは認められない場合があるため、就職前に職場が要件を満たすか確認しておくと安心でしょう。
また、養成施設の課程を修了して受験する場合は実技試験が免除されるため、学科対策に集中できる点も大きなメリットです。
学科試験・実技試験の流れ
整備士の試験(登録試験)は年2回実施されます。
学科試験は例年10月と3月、実技試験は1月と8月に行われます(資格の種類により実施年度が異なる場合があります)。
学科は択一式のマークシートで、たとえば3級は30問・60分が目安です。
養成課程や技術講習を修了していれば実技試験が免除され、学科対策に集中できます。
具体的な日程は、各都道府県の自動車整備振興会で確認しておきましょう。
各級の難易度・合格率
合格率は年度・回・種別によって大きく変動します。
たとえば2級ガソリンの学科でも、6割台にとどまる回もあれば9割を超える回もあり、一概に「高い」とは言い切れません。
一般に、養成校で学び実技免除で受験する人は合格しやすい傾向があります。
1級は学科の合格率が回によって変動し、実技を含めた全体では難関とされ、専門学校経由の合格実績が高い傾向にあります(口述試験は現行制度のもので、新制度では廃止され、その要素は実技試験に組み込まれます)。
最新の合格状況は、各都道府県の自動車整備振興会や日整連の公表値を確認しましょう。
参考:自動車整備士を希望されるみなさんへ(日本自動車整備振興会連合会)
整備士資格取得の費用と期間|ルート別に比較
資格取得にかかる費用と期間は、ルートによって大きく異なります。
専門学校ルートと働きながらルートを比較し、自分に合った選び方を考えていきましょう。
ルート別の費用・期間と選び方は、以下のとおりです。
- 専門学校ルートの費用・期間
- 働きながらルートの費用・期間
- 自分に合うルートの選び方
それぞれ詳しく見ていきます。
専門学校ルートの費用・期間
専門学校(2年課程)の場合、学費は総額でおおよそ200万〜300万円程度が目安です(学校・コース・地域により差があります)。
期間は2年からで、1級まで目指す場合は4年制の課程もあります。
費用は高めですが、体系的に学べて最短・確実に取得しやすいのが利点です。
実技試験の免除や就職サポートも受けられるため、未経験から着実に整備士を目指す方に向いているでしょう。
働きながらルートの費用・期間
働きながらのルートは、給料を得ながら取得を目指せるのが大きな利点です。
整備振興会の技術講習は受講料が地域・会員区分により5〜10万円台程度+教材費、独学であれば教科書・問題集と受験料が中心で、費用を抑えられます。
教科書は日本自動車整備振興会連合会などで購入でき、登録試験の受験手数料は学科が一級9,300円・一級以外7,200円、実技が14,000円かかります。
ただし実務経験の要件があるため、取得までの期間は専門学校より長くなる傾向がある点には注意しておきましょう。
自分に合うルートの選び方
両ルートの費用・期間を比較すると、以下のとおりです。
| ルート | 費用の目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 専門学校 | 総額 約200万〜300万円程度 | 2年〜(1級まで4年) |
| 働きながら | 技術講習 5〜10万円台程度+教材費/独学は教科書・受験料中心 | 実務経験ぶん長め(無資格から1級まで実務だけで通算5年半程度〜) |

独自調査で実際にかかった費用を見ると、「10万円〜50万円未満」が56.0%(56件)と過半数を占めました。
「10万円未満」も11.0%おり、合わせて約7割が50万円未満で最初の資格を取得しています。
一方で「50万円〜200万円未満」が21.0%、「200万円以上」も12.0%と、まとまった費用をかけた層も一定数いるのが実態です。
取得ルートによって費用には大きな幅があり、働きながら抑えて取る人と、専門学校で確実に学ぶ人に分かれる傾向が読み取れます。
費用を抑えつつ収入を得ながら進めたいなら働きながらのルート、できるだけ早く確実に取得したいなら専門学校ルートが向いています。
高校生や未経験で着実に整備士を目指すなら専門学校、社会人で転職を兼ねて挑戦するなら就職+技術講習の併用、というように、自分の状況と優先順位に合わせて選ぶことが大切です。
迷う場合は、目標とする級・使える費用・取得までにかけられる期間の3点を書き出して比較すると、自分に合うルートが見えてきます。
整備士資格取得後のキャリアと給料
資格は「取って終わり」ではありません。
取得後にどう活かすかで、整備士としてのキャリアや年収は大きく変わってきます。
資格取得後にキャリア・年収を伸ばすポイントは、以下のとおりです。
- 上位・関連資格で広がる仕事の幅
- 資格手当・転職による年収アップ
具体的に見ていきましょう。
上位・関連資格で広がる仕事の幅
2級から1級へのステップアップに加え、自動車検査員や各種特殊整備士(電気・電子制御装置、車体など)といった関連資格を取得することで、担当できる仕事の幅が広がります。
たとえば自動車検査員は車検の最終確認を担える資格で、職場での責任と評価が高まります。
新制度では電子制御に対応できる人材の価値がさらに高まる見込みで、上位・関連資格の取得はキャリアの選択肢を大きく広げてくれるでしょう。
取得を支援する制度(資格手当や受験費用の補助、講習参加への配慮など)が整った職場を選ぶと、働きながら無理なくステップアップできます。
資格手当・転職による年収アップ
多くの企業では資格に応じた手当が支給され、上位資格を取得するほど収入アップにつながります。
さらに、ディーラーや大手整備企業への転職、サービスフロントや工場長といった役職への昇進も、年収を上げる現実的な手段です。

資格取得が年収・キャリアにプラスになったかを尋ねた独自調査では、「とてもそう思う」が48.0%(48件)、「ややそう思う」が42.0%(42件)という結果でした。
両者を合わせると、実に9割の整備士が資格取得を前向きに評価しています。
「あまりそう思わない」は8.0%、「まったくそう思わない」は2.0%にとどまりました。
約9割がメリットを実感しているという結果は、資格手当や転職・昇進を通じた年収アップに資格が結びついていることを裏づけているといえるでしょう。
年収アップを狙うなら、資格や経験を活かせる待遇の良い職場を選ぶことが近道になります。
整備士に特化した求人サービス「クラッチ求人」を活用すれば、資格手当や賞与などの条件を比較しながら、自分に合った求人を効率よく探せるでしょう。
整備士資格のよくある質問
最後に、これから整備士を目指す方がつまずきやすい疑問にお答えします。
文系・未経験でも整備士資格は取れる?
取得できます。
専門学校には文系出身者や未経験からの入学者も多く、基礎から学べる環境が整っています。
働きながらのルートでも、一般卒なら6か月以上(機械・電気・電子系の学科卒は3か月以上)の実務経験を積めば3級から挑戦できるため、文系・未経験であることは大きなハンデにはなりません。
学校選びの際は、就職サポートや実習設備が充実しているかも確認しておくと安心です。
独学で整備士資格は取得できる?
3級は、一般卒なら6か月以上(機械・電気・電子系の学科卒は3か月以上)の実務経験があれば独学での受験が可能です(教科書は自動車整備振興会で購入できます)。
ただし実技対策が難しいため、技術講習を併用するのが現実的でしょう。
2級以上は、養成課程や技術講習を活用するのが一般的です。
市販の教科書・問題集に加えて整備振興会の講習を使うと、独学では補いにくい実技の対策ができます。
資格取得までどれくらいかかる?
専門学校なら2級まで2年が目安です。
働きながらの場合は、実務経験の要件だけでも無資格から2級まで通算2年半、1級まで通算5年半程度が目安です。
ただし、これはあくまで目安で、学習時間の確保や試験の合否によって前後します。
最短を目指すなら、実技試験が免除される養成課程や技術講習の活用が有効です。
社会人からでも整備士を目指せる?
目指せます。
整備工場に就職して実務経験を積みながら、夜間や休日の技術講習を併用するルートが現実的です。
未経験可の求人も多く、働きながらの資格取得を支援する企業もあります。
学費の負担を抑えたい場合は、働きながら実務経験を積み、技術講習で実技免除を受けるルートが向いています。
資格がなくても整備の仕事はできる?
点検補助や洗車、オイル交換などの基本作業であれば、無資格でも携われます。
ただし分解整備など担当できる範囲は限られるため、キャリアと待遇を考えるなら資格取得をおすすめします。
無資格で実務経験を積みながら、3級・2級と段階的に取得していく人も少なくありません。
まずは整備の現場に入り、働きながら資格を目指すのも有効な選択肢です。
まとめ|自分に合ったルートで整備士資格を取得しよう
本記事では、自動車整備士の資格の種類・取得ルート・受験資格・費用、そして2027年から始まる新制度までを解説しました。
整備士資格は、3級・2級・1級と段階的にステップアップする国家資格です。
最短・確実を重視するなら専門学校、収入を得ながら費用を抑えたいなら働きながらのルートが向いています。
2027年(令和9年)からは資格が「総合」へ統合される新制度も始まるため、これから目指す方は新制度を見据えて準備を進めましょう。
そして資格取得後は、待遇の良い職場を選ぶことが年収アップとキャリア形成の近道です。
整備士に特化した求人サービス「クラッチ求人」を活用すれば、資格や経験を活かせる求人を効率よく比較・検討できます。
自分に合ったルートで資格を取得し、整備士としての第一歩を踏み出しましょう。